- 多数ある寺院の中より、当寺・妙法寺のホームページにお越しいただき有り難うございます。当方、藤枝市にある日蓮宗の寺院「一乗山 妙法寺」 第三十一世住職 中村日経です。
日蓮宗の総本山は、山梨県の枝垂れ桜で有名な「身延山 久遠寺」です。私はその総本山で、高校・大学と久遠寺内に寝泊まりする在院生として生活しました。その修行中の若き時代、久遠寺内の老僧に亡くなった方々に対する考え方を問うたことがあります。その時の老僧の答えは、生きている人と同じように考えるべきではないか…ということでした。以来、私はその老僧の言葉に従って生活しています。私は亡くなった方々に対して、日々お経を奉ずるのが仕事だと考えております。一般の方々は毎日何時間もお経を唱えるのは難しいかと思います。そんな皆さまの代わりに私がそれを行うのです。お経を唱え、その功徳があればその徳を妙法寺で眠っている方々に捧げたいと考えています。これも住職の在るべき姿の一つだと思っております。
近年、寺院・信仰などをとりまく環境も目まぐるしく変わってまいりました。現在、社会は「多様化の時代」であり、様々な価値観が存在しております。ただ、「家族を偲ぶ」「供養する」ということに関しては、人間として普遍的なところがあると考えており、伝統を軽んじることなく、亡くなった後でも家族を大切にし、尚且つ、皆さま方の様々なご要望にお応えできるように日々精進しております。
これを機会に皆様に当寺を知っていただき、良いご縁が結ばれることを祈念しております。日蓮宗 妙法寺 第三十一世住職